旧軽井沢銀座通りから車で峠道を上ること約15分。
碓氷峠の頂上に位置する熊野皇大神社は、なんと本宮を中心に、向かって右側が群馬県、左側が長野県に分かれているという、県境にある珍しい神社!
一つの神社でありながら二つの宗教法人が存在し、群馬県側は熊野神社といいます。
長野県側の熊野皇大神社は、神社庁より特別神社(全国で4社のみ)にも指定されており、古来より多くの武将たちからも信仰を集めていました。
現在もそのご利益を求め、多くの参拝客がひっきりなしに訪れるスポット。神社が大好きなひなぽんもパワーをチャージしに行って参りました!
すると想像以上に、ほかでは見られない、ユニークでエンタメ性の高いすてきな神社でした。
ヤマトタケルノミコトが碓氷峠を通りかかった際に深い霧に覆われ、その時、梛(なぎ)の葉を落としながら先導する一羽の八咫烏(ヤタガラス)に遭遇。着いて行くと、無事に登頂できたとか。
その昔、神武天皇を熊野国(和歌山)から大和国(奈良)へ導いたのも八咫烏だったことから、熊野神霊の御加護によるものだと考えたヤマトタケルノミコトは、感謝の念から熊野三社を祀りました。これが創建の由来となっています。
その後、源頼朝や新田義貞、真田幸村など、錚々たる人物も祈願で訪れたといいます。
目の前にどどんと聳える御神木・しなの木。樹齢1000年以上で、この御神木が信濃(現在の長野県)という国名の由来になったという説もあるとか。すごいパワーを感じます!
古来より開運・縁結びのご利益があるとされますが、木の前でお参りし、ぐるりと左回りに一周すると、なぜかシワも一つ消えるんだそう! ……これは何周してもいいのでしょうか……?
複数ある節末社のなかには、由緒に関わる八咫烏神社も。八咫烏といえば日本サッカー協会のシンボル。そのためサッカーなどスポーツ上達などを願って訪れる方もいるそう。
少し奥へ進むと、厄割処という、購入した丸い玉を、落としたい厄や切りたい縁の文字に向かって思い切り投げつけるという場所もありました。なんだかスッキリしそうです!
さらにこんな場所も。購入した矢を、山の斜面5メートルほど下のほうにある四角い的へ投げ入れる、運試し。見事入れば運が良い!ゲーム性もあり面白いです。
そして神社の裏山へと向かい、木の根や石を越えながら登ること約10分……奥宮へ到着。木々に囲まれ厳かな雰囲気を感じる、神聖な場所です。
そこへちょうど柴犬ちゃんと遭遇!飼い主さんと一緒にしっかりお参りしていました。
そう、熊野皇大神社は、ペットも参拝OKなのです!この日もたくさんの愛犬たちが訪れていました。
神社の狛犬が長野県最古ということもあり、犬などの動物も大事にしようという想いから、生きとし生けるもの、全てにやさしい神社なのです。
犬もご祈祷ができたり、犬の参拝記念の御朱印や犬のお守りがあったりと、犬を飼っている方はぜひ一緒に来てみてください!(ちなみに猫もOKです)
また、境内を歩いていると、あちこちにハートのモチーフを発見。あらゆるところに潜んでいるので、ぜひ目を凝らして探してみてください。見つけると何かハッピーなことが起こりそう♪
そのときの気分や自分の願望に応じてさまざまな体験ができる、神社版テーマパークのような雰囲気。楽しいだけでなく、開運にもつながる、まさに一挙両得です。
ご覧ください、このお守り等の数々を!なかでも珍しい、個人的に気になったものをいくつかピックアップして紹介します。
授与品にも、なんとカセットを模した木札が……!ほかにもおみくじや御朱印帳もあり、某ゲームファンにはたまらないはず。
神社に多くの人が集まることで、神も人も相互にどんどんパワーがみなぎるという好循環。なんだか良い気が流れているな〜と、明るい雰囲気を終始感じていました。
また境内には約2年前にオープンした天然石専門店「八九龍堂」も。
神聖なる神社という場所で、石への愛や想いに溢れたスタッフの皆様があつかう石は、石の力をますます高めるようで、すばらしい空間となっていました。
神社の敷地内で天然石のみを扱うお店は、全国でもここだけだそう。ぜひご自身の目で見て感じてみてください。すてきな石とのご縁があるかもしれません♪(ちなみにひなぽんも一目惚れした石をお迎えしました!)
とてもきれいな建物ですが、創業はなんと約350年!
江戸時代、中山道のうち上州の坂本宿〜軽井沢宿の間に位置し、一番の難所だった碓氷峠で、しげの屋は当時から旅人の休憩処として賑わっていました。
とくに碓氷峠名物の力餅とそばが有名で、訪れる参拝客に愛され続けています。
毎朝ていねいに昆布と鰹節で取るという、優しい味わいの出汁が効いていて、まぜて食べると絶品。
こしあんもしっとりして控えめな甘さで、お餅にマッチしており、一口大のサイズに分かれているのも食べやすく、ペロリでした。
自然豊かな環境のなか、神社参拝で清らかな気持ちになり、碓氷峠の名物をいただいて、たっぷりとエネルギーを満タンにチャージできました。軽井沢へ行く際は、皆様もぜひお出かけください♪
熊野皇大神社DATA
しげの屋DATA
上田市を中心に活動する女性クリエイターチーム。それぞれの「好き!」をそれぞれの視点で掘り下げ、東信の暮らしを楽しんでいる。
全員一度県外に出たUターン&県外からの移住者だからこそ感じる東信の魅力を感性のおもむくままに取材し、お出かけ情報・暮らし情報を発信します!
メンバーと得意分野 紹介
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ちーやん(編集者・広報)/動物・自然・スーパー・移住暮らし
ひなぽん(イラストレーター・編集者)/ご当地のグルメ・喫茶店・文化・温泉・居酒屋
サポーターさちぽん/グルメ(特にワイン・蕎麦)・イベント
碓氷峠の頂上に位置する熊野皇大神社は、なんと本宮を中心に、向かって右側が群馬県、左側が長野県に分かれているという、県境にある珍しい神社!
一つの神社でありながら二つの宗教法人が存在し、群馬県側は熊野神社といいます。
長野県側の熊野皇大神社は、神社庁より特別神社(全国で4社のみ)にも指定されており、古来より多くの武将たちからも信仰を集めていました。
現在もそのご利益を求め、多くの参拝客がひっきりなしに訪れるスポット。神社が大好きなひなぽんもパワーをチャージしに行って参りました!
すると想像以上に、ほかでは見られない、ユニークでエンタメ性の高いすてきな神社でした。
熊野皇大神社の由緒
創建は景行天皇40年(西暦110年)10月。なんと約1900年前という驚くべき歴史を誇ります。ヤマトタケルノミコトが碓氷峠を通りかかった際に深い霧に覆われ、その時、梛(なぎ)の葉を落としながら先導する一羽の八咫烏(ヤタガラス)に遭遇。着いて行くと、無事に登頂できたとか。
その昔、神武天皇を熊野国(和歌山)から大和国(奈良)へ導いたのも八咫烏だったことから、熊野神霊の御加護によるものだと考えたヤマトタケルノミコトは、感謝の念から熊野三社を祀りました。これが創建の由来となっています。
その後、源頼朝や新田義貞、真田幸村など、錚々たる人物も祈願で訪れたといいます。
楽しく参拝できる仕掛けが目白押し。神社の見どころ
鳥居をくぐり、階段を上った先に並ぶ熊野三社。お参りをして、左側の熊野皇大神社の授与所を通り抜けると、そこからまた空気が変わり、別世界へと誘われます。目の前にどどんと聳える御神木・しなの木。樹齢1000年以上で、この御神木が信濃(現在の長野県)という国名の由来になったという説もあるとか。すごいパワーを感じます!
古来より開運・縁結びのご利益があるとされますが、木の前でお参りし、ぐるりと左回りに一周すると、なぜかシワも一つ消えるんだそう! ……これは何周してもいいのでしょうか……?
複数ある節末社のなかには、由緒に関わる八咫烏神社も。八咫烏といえば日本サッカー協会のシンボル。そのためサッカーなどスポーツ上達などを願って訪れる方もいるそう。
少し奥へ進むと、厄割処という、購入した丸い玉を、落としたい厄や切りたい縁の文字に向かって思い切り投げつけるという場所もありました。なんだかスッキリしそうです!
さらにこんな場所も。購入した矢を、山の斜面5メートルほど下のほうにある四角い的へ投げ入れる、運試し。見事入れば運が良い!ゲーム性もあり面白いです。
そして神社の裏山へと向かい、木の根や石を越えながら登ること約10分……奥宮へ到着。木々に囲まれ厳かな雰囲気を感じる、神聖な場所です。
そこへちょうど柴犬ちゃんと遭遇!飼い主さんと一緒にしっかりお参りしていました。
そう、熊野皇大神社は、ペットも参拝OKなのです!この日もたくさんの愛犬たちが訪れていました。
神社の狛犬が長野県最古ということもあり、犬などの動物も大事にしようという想いから、生きとし生けるもの、全てにやさしい神社なのです。
犬もご祈祷ができたり、犬の参拝記念の御朱印や犬のお守りがあったりと、犬を飼っている方はぜひ一緒に来てみてください!(ちなみに猫もOKです)
また、境内を歩いていると、あちこちにハートのモチーフを発見。あらゆるところに潜んでいるので、ぜひ目を凝らして探してみてください。見つけると何かハッピーなことが起こりそう♪
そのときの気分や自分の願望に応じてさまざまな体験ができる、神社版テーマパークのような雰囲気。楽しいだけでなく、開運にもつながる、まさに一挙両得です。
見たことないものばかり!ユニークな授与品
ひと通りの参拝を終えて、授与所に戻ってきました。ご覧ください、このお守り等の数々を!なかでも珍しい、個人的に気になったものをいくつかピックアップして紹介します。
左上)ゲームモチーフの木札
じつは熊野皇大神社のホームページを開くと分かるのですが、かの有名なゲームを想起させる世界観が展開されています(この時からただならぬ雰囲気は感じていました)。
授与品にも、なんとカセットを模した木札が……!ほかにもおみくじや御朱印帳もあり、某ゲームファンにはたまらないはず。
右上)カラスエコバッグ
ひなぽんのハートをぶち抜いたのがこのエコバッグ。一見ふつうのカラスの人形なのですが、底に穴が開いており、エコバッグが収納されています。
それを取り出して肩にかけると、なんと、カラスが肩に乗り、いつでもどこでも我々を導いてくれるのです・・・・!!
それを取り出して肩にかけると、なんと、カラスが肩に乗り、いつでもどこでも我々を導いてくれるのです・・・・!!
神社の由緒に則った、すばらしいアイデア。これを持っていれば、迷いなく人生を生きていけるかもしれません。
左下)八咫烏みくじ
人気の陶器製のおみくじ。おみくじを引いたあとも、置物として家に飾っておいてもかわいいです。
しかも、1日と15日だけなんと金色の八咫烏になります!ここも心くすぐられるポイント。犬バージョンもかわいい。
しかも、1日と15日だけなんと金色の八咫烏になります!ここも心くすぐられるポイント。犬バージョンもかわいい。
右下)香氣守
試行錯誤の末、最近ようやく完成したという、しなの木の花の香りを閉じ込めたお守り。天然精油を好きな場所にシュッとひと吹き、良い香りに包まれてリラックス。ケースはお守りになっています。
さまざまな創意工夫を凝らして人気を集めている熊野皇大神社。
それにもきちんとした理由があり、「人がたくさん来る神社は、神様も喜んでくださり、神様の力も強くなる。神様の力が強くなれば、参拝する皆様へのご利益も強くなる」という考えからだと言います。
神社に多くの人が集まることで、神も人も相互にどんどんパワーがみなぎるという好循環。なんだか良い気が流れているな〜と、明るい雰囲気を終始感じていました。
また境内には約2年前にオープンした天然石専門店「八九龍堂」も。
神聖なる神社という場所で、石への愛や想いに溢れたスタッフの皆様があつかう石は、石の力をますます高めるようで、すばらしい空間となっていました。
神社の敷地内で天然石のみを扱うお店は、全国でもここだけだそう。ぜひご自身の目で見て感じてみてください。すてきな石とのご縁があるかもしれません♪(ちなみにひなぽんも一目惚れした石をお迎えしました!)
老舗の「しげの屋」で峠名物をいただく
神社の鳥居から道路を挟んで向かい側にあるカフェ「しげの屋」。とてもきれいな建物ですが、創業はなんと約350年!
江戸時代、中山道のうち上州の坂本宿〜軽井沢宿の間に位置し、一番の難所だった碓氷峠で、しげの屋は当時から旅人の休憩処として賑わっていました。
とくに碓氷峠名物の力餅とそばが有名で、訪れる参拝客に愛され続けています。
店内は広々としており、木を基調とした温かみのある雰囲気で、店内席と、目の前に緑が広がるテラス席があります。私は今回テラス席をチョイス。
テラス席も4名以上用のテーブル席や、2名用の横並びの席などさまざま。ペットもOKです!
さっそく今回は名物の「ちからもち」からあんこ味、そして碓氷そばの「しげのや」を注文。
ちからもちは他にもきなこ、ごま、くるみ、大根おろし、みそくるみ味があります。
まず碓氷そばから。信州産そば粉の八割そばで、あらびきで香りが良いのが特徴。
山菜、ネギ、とろろ、卵、のり、一口サイズのちからもちが入っていて、ボリューム満点!
山菜、ネギ、とろろ、卵、のり、一口サイズのちからもちが入っていて、ボリューム満点!
毎朝ていねいに昆布と鰹節で取るという、優しい味わいの出汁が効いていて、まぜて食べると絶品。
溶けたおもちがそばに絡まり、それがまたおいしくて、そばとお餅って合うんだな〜という発見でもありました。
こしあんもしっとりして控えめな甘さで、お餅にマッチしており、一口大のサイズに分かれているのも食べやすく、ペロリでした。
ちなみに「ちからもちソフト」という、好きな味のソフトクリームとちからもちを組み合わせて味わえる一品や、持ち帰り用のちからもちもありましたよ!
ぜひ各々の好みの形でちからもちを味わってみてください。絶景のテラス席で格別のひとときでした。
人気店なので混み合いますが、神社参拝とセットで必ず立ち寄ることをおすすめします!
自然豊かな環境のなか、神社参拝で清らかな気持ちになり、碓氷峠の名物をいただいて、たっぷりとエネルギーを満タンにチャージできました。軽井沢へ行く際は、皆様もぜひお出かけください♪
熊野皇大神社DATA
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町峠町1 |
電話 | 0267-42-5749 |
参拝時間 | 9:00〜16:00 |
しげの屋DATA
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町峠町2 |
電話 | 0267-42-2402 |
営業時間 | 10:00〜餅がなくなりしだい閉店 |
休み | 水曜及び不定休(Instagramでご確認ください) |
東信偏愛女子とは……
上田市を中心に活動する女性クリエイターチーム。それぞれの「好き!」をそれぞれの視点で掘り下げ、東信の暮らしを楽しんでいる。
全員一度県外に出たUターン&県外からの移住者だからこそ感じる東信の魅力を感性のおもむくままに取材し、お出かけ情報・暮らし情報を発信します!
メンバーと得意分野 紹介
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