初めまして!東信偏愛女子チームのひなぽんです。
千葉県出身で、約7年前に長野県にやって来ました。

私の偏愛は古いもの。時代を超えて現代に受け継がれている、レトロなお店や文化等を愛し、各地をうろうろしています。
東信さんぽの記事でも、そんなレトロで素敵なスポットを紹介していきますよ!

第1回目の今回は、上田市の老舗喫茶店「甲州屋」。

東信地域には、昭和にタイムスリップしたような雰囲気の喫茶店が数多く残っております。

こちらの甲州屋はアクセスの良さと、居心地の良さが抜群! しょっちゅうコーヒーを飲みに行ってはマスターとお喋りしている大好きなお店です。

上田の中心地で約60年続く名店

上田駅のお城口を出てまっすぐ北へと徒歩10分。
上田城へ至る大きな交差点の角にひっそりと「甲州屋」はあります。
1_2_gaikan
喫茶店としての創業は昭和38年(1963)。

さらに歴史を遡ると、明治中期からこの地で商売を営み、
砂糖・油・小麦などの日用食品や雑貨の販売、ガソリンスタンド、森永乳業・森永製菓の特約店など、時代に即してさまざまな事業転換を行ってきました。
2_mukashi
カーテンで外からは中の様子が見えづらいですが、店内に入れば明るい雰囲気。
喫茶を開いた先代に継ぎ、現マスターがお客さんを温かく迎え入れてくれます。

毎日通うという近所のご年配の常連さんも多く、時間帯によっては皆さんでお喋りに花を咲かせていて、そんな光景もなんだかほっこり。
3_tennai

魅惑の喫茶メニュー

クリームソーダ、ミルクセーキ、ホットケーキなど、創業時から変わらないという、王道の喫茶メニューが楽しめるのも嬉しいポイント。

最近はミルクとコーヒーがきれいに二層に分かれた「アイス カフェ・オ・レ」も若い人を中心に人気だとか。

4_creamsoda
お気に入りは窓際の席。
自然光が入り、行き交う人々を眺めながら、ゆったりと落ち着いて過ごせます。
5_mado

注目のレトロポイント

まずはインテリアの照明。このクリアで赤い半円級の傘が特徴!
とくに夜は外から見ると、この赤いランプが煌々と輝き、ノスタルジックな光景を生み出しています。

6_lump
そしてこのマッチ!!
昔はお店の宣伝媒体としてマッチが主流でしたが、現代では超レア。マッチがあるお店は老舗の証でテンションが上がります。

しかも甲州屋のマッチは、このように箱の裏表で店内の風景が完成する仕様になっているのです。間の「でんわ」もなんてかわいいんでしょ。
7_match
ほかにも
  • レトロモダンな模様の
  • 森永の特約店時代から残るかわいい灰皿
  • エレガントでおしゃれな赤いグラス
など
、レトロですてきなものがたくさんありますので、ぜひお店に行って探してみてください。

ちなみに上田の歴史の生き証人である甲州屋だからこその、貴重な写真アルバムも残っています。
えびす講など、上田の往時の賑わいを感じられて面白いですよ!

一人でも複数人でも。気軽に立ち寄って

上田の好立地にあるので、ちょっとした空き時間や待ち合わせ、打ち合わせなどにも最適な喫茶店。
座席もゆったりと配置されており、一人でも入りやすいです。

マスターに聞けば、周辺の観光案内や上田のいろいろな昔話も教えてくれますよ。ぜひお出かけください♪


住所長野県上田市中央2-2-14
営業時間10:00頃〜18:00頃
休み火曜 ※マスターの仕事の都合で長期休みの場合あり
問合わせ0268-22-0001

東信偏愛女子とは……


上田市を中心に活動する女性クリエイターチーム。それぞれの「好き!」をそれぞれの視点で掘り下げ、東信の暮らしを楽しんでいる。
全員一度県外に出たUターン&県外からの移住者だからこそ感じる東信の魅力を感性のおもむくままに取材し、お出かけ情報・暮らし情報を発信します!

メンバーと得意分野 紹介
アユミ(デザイナー)/登山・アート・音楽・美容
ちーやん(編集者・広報)/動物・自然・スーパー・移住暮らし
ひなぽん(イラストレーター・編集者)/ご当地のグルメ・喫茶店・文化・温泉・居酒屋
サポーターさちぽん/グルメ(特にワイン・蕎麦)・イベント

この記事を書いたライター

ひなぽん
ひなぽん
イラストレーター・編集者|千葉県出身。書店に入り浸る学生生活の後、出版社で旅行雑誌の編集者となる。全国各地を取材した経験から、ローカルに魅力を感じ、2017年に上田市に移住。観光関係の広報の仕事や、イラストレーターとして活動中。手相鑑定士でもある。趣味はレトロな風景を求め旅に出ること。とくに喫茶店や工芸品、温泉などが好き。



ブログの更新通知を受け取る