暑い毎日が続きますね。

何をしていても暑い!(汗) 連日の暑さに疲れが溜まって体がダル重…


そんな時にはどうしても涼を求めてしまいますよね。

今回は東信偏愛女子のちーやんが、「天然の冷蔵庫」とも呼ばれる風穴がいくつも残るとっておきの避暑スポット、信州小諸 氷風穴(こおりふうけつ)を訪ねました!


真夏でもひんやり♪ 氷風穴とは


小諸市大久保にある「氷風穴」は、「氷」という名前の集落にある風穴群。

風穴は地下の岩の隙間で冷やされた空気が吹き出している場所のことで、吹き出す冷気により真夏でも最深部はわずか25℃ほど! 「天然の冷蔵庫」とも呼ばれる不思議な場所なんです。

駐車場に車を停めるとすぐに歩道への入口があり、脇の案内看板で氷風穴のあらましが紹介されています。

huketsu-1
ここから100mほど、緑豊かな歩道を進みます。
この時点でさわやかな空気に包まれ、涼しくて気持ちいい♪

huketsu-2
間もなく氷風穴の旗がある広場が見えてきました。
huketsu-3

この日は、ちょうどそこに居合わせた氷風穴の里保存会の事務局長さんにいろいろとお話を聞くことができました!

氷風穴は一番多い時で14基もの風穴がありましたが、現在はそのうち5つが残り、うち1つ(4号風穴)は現在も実際に保冷庫として活用されているんだそう。

huketsu-4
こちらが今も実際に稼働している4号風穴。中には日本酒や、米・果物などの農産物が貯蔵されているそう。

普段は非公開の4号風穴ですが、東信偏愛女子のひなぽんが昨年取材で潜入していました!

こちらの記事もぜひ♪




また、別の1基(5号風穴)は温度体感風穴として一般の人も実際に中に入ってみることができます。


いざ!風穴の中へ


氷風穴を訪ねたこの日、小諸市の予想最高気温は35℃。熱中症警戒アラートも発表された暑い日でしたが、入口に立った時点で風穴から流れ出る冷気で足元がひんやり感じられます。
huketsu-5
入口に設置された温度計で確認すると、気温は23℃(風穴に入る前から街中よりずっと涼しい!)


入口をくぐり壁の向こう側に入ると!

わずかな距離しか移動していないのに、肌に触れる空気の冷たさにびっくりします!
huketsu-6
気温はなんと13℃。入口をくぐっただけで10℃も気温が下がりました!


ここで、案内してくださった事務局長さんが「手をあげてごらん」と。

言われた通りに高く手を挙げてみると…! 掌に感じる空気が生暖かい。周囲のひんやりした空気とは明らかに違います。
次も言われた通り、今度は足元まで手を下げてみると…今度は周囲よりさらにひんやり。

冷たい空気は密度が高く重いため、下の方に集まり起こる現象ですが、同じ場所に立っていながら上下でこれ程までに気温が違うなんて! 面白い体験ができますので、訪れた際にはぜひ試してみてくださいね♪

さらに、短い坂道を注意しながら下りて最深部の小屋に入ると、もう寒いくらい! 温度計の表示は3℃でした。

huketsu-7
思っていたよりずっと涼しくて(もはや寒くて)驚くと同時に、これが自然に作り出されたものだと思うと本当に不思議です。


氷風穴の歴史


かつて江戸時代(元禄年間)には近くにある宮浦池から切り出した氷をこの風穴で保存し、お殿様(藩主)に献上していました。残っている最も古い記録は元禄5年なので、今年は333年のアニバーサリーイヤーなんだそう。

その後、明治時代になると外貨を獲得するために輸出用の蚕糸業がさかんになり、風穴は蚕の卵の貯蔵庫として新たな役割を担うことになります


通常、蚕は年間12回自然ふ化しますが、卵を風穴で冷蔵保存し必要なタイミングで卵を常温に移すことでふ化のタイミングをコントロールし、年間56回もふ化が可能になったといいます。

蚕糸業の最盛期であった大正時代には長野県を中心に全国に多くの風穴がありましたが、蚕の卵の貯蔵高(蚕種貯蔵高)はここ小諸の風穴が群を抜いて全国一の実績があったそう。複数の蚕種貯蔵会社が設立されましたが、明治7年に創業した「氷風穴同益社」もそのひとつ。関東全域のほか、九州や四国など全国から依頼を受けていたというから驚きです。

huketsu-8

こちらは広場に設置された看板に掲示された写真。全国から依頼された大量の蚕の卵を風穴に収める様子が記録されています。


これは日本の蚕糸業にこの風穴が大きく寄与していたといっても過言ではありませんね!


昭和に入ると、電気冷蔵の普及や化学繊維の台頭により蚕糸業が縮小、それに伴い風穴も蚕種貯蔵の役割を終えました。


涼を求めて訪れた自然スポットでしたが、そこには小諸とそこに暮らす人々の長い歴史がありました。


気軽に散策できる癒しのスポット


先ほどご紹介した体感風穴(5号風穴)や実際に稼働している4号風穴のほかにも、風穴の守り神「氷神社」や、養蚕の守り神「氷室稲荷」など、現地でいただけるマップを片手に気軽に散策ができますよ。

1号風穴・6号風穴が隣接する広場では、隣接する風穴から流れてくる冷たい空気を感じます。ところが、これがコンスタントに出続けているのではなく、間隔を明けて吹き出されているんです。それはまるで大地が呼吸しているよう

広場のベンチに腰掛けて周囲を見渡すと…目に映るのは鮮やかな緑とキラキラとした木漏れ日。野鳥や昆虫の声が響き、目を閉じて深呼吸したくなります。そして、ひんやりとした空気を通して感じる大地の息吹。

…はあ。涼しい。癒される。
huketsu-10

不思議と神社仏閣を訪れた時のような、神聖な感覚にも包まれます

酷暑でお疲れモードなあなたにぜひのんびり訪れていただきたい、そんな場所です。


関連の施設も


車で数分の場所には、のどかに過ごすヤギやニワトリと触れ合える「氷風穴牧場」も。

動物大好きなちーやん、やはり牧場は外せない!

氷風穴牧場に立ち寄り、ヤギさんと触れ合ってきました。

huketsu-11


huketsu-12
可愛い♡ ほのぼの。

牧場から望める浅間連峰も絶景! The 信州の夏。
huketsu-14


※氷風穴の関連施設としてはもう1か所、氷風穴の郷土資料を展示している「氷風穴資料館」もありましたが、現在は残念ながら閉館中で再開も未定だそう。訪問予定の方はご注意ください。

猫モチーフのひんやりドリンク♪


帰りには、こちらも以前から気になっていた小諸駅近くの猫雑貨とカフェ ねこのやさんへ。

猫モチーフのカフェメニューが楽しめるほか、雑貨も取りそろえられている、猫好きさんは一度は訪れたいお店です。レンタルスペースとしても利用できるんだとか。

8月までの限定メニュー 白桃おろしクリームソーダニャー(左)とミニコーヒーゼリーフロート(右)。

huketsu-15
猫耳のクリームトッピングが可愛い♡


小諸市に熱中症警戒アラートが発表されている日は、一口サイズのかき氷またはアイスのサービスがあるそうですよ。

散策後の体に甘く冷たいドリンクが沁みました。



いかがでしたか?

こう暑いとどこかへ出かけたくてもどこも暑いし…そんな時には信州小諸 氷風穴のような涼める癒しスポットを訪ねてみるのもおすすめです♪



氷風穴DATA

住所長野県小諸市大久保1041GoogleMAP
HPほか氷風穴の里保存会HPhttps://fuuketsu.wixsite.com/koori

氷風穴の里保存会YouTube|
https://www.youtube.com/channel/UC775S-CBcJT-mDeuD1GvkIA
備考専用駐車場あり

猫雑貨とカフェ ねこのやDATA

住所長野県小諸市相生町1丁目3-1 小諸ロイヤルビル 宮坂食品2階<GoogleMAP
営業時間0267-27-0038
営業時間月火水 12001730
金土日 11:00~18:00
定休日木曜日・不定休
備考駐車場なし。近隣に市営小諸駅駐車場あり(2時間まで無料)

営業日などのくわしい情報はInstagramをご確認ください。
https://www.instagram.com/ne_ko_noya/


東信偏愛女子とは……


上田市を中心に活動する女性クリエイターチーム。それぞれの「好き!」をそれぞれの視点で掘り下げ、東信の暮らしを楽しんでいる。
全員一度県外に出たUターン&県外からの移住者だからこそ感じる東信の魅力を感性のおもむくままに取材し、お出かけ情報・暮らし情報を発信します!

メンバーと得意分野 紹介
アユミ(デザイナー)/登山・アート・音楽・美容
ちーやん(編集者・広報)/動物・自然・スーパー・移住暮らし
ひなぽん(イラストレーター・編集者)/ご当地のグルメ・喫茶店・文化・温泉・居酒屋
サポーターさちぽん/グルメ(特にワイン・蕎麦)・イベント

この記事を書いたライター



ちーやん

ちーやん
編集者・広報|埼玉県出身。大学在学中より書籍・雑誌編集に携わり、気づけば編集歴20年超。2019年上田市に移住し、企業での広報・デザイン会社勤務を経て、現在はフリーランスで活動中。猫をはじめとした生き物全般とツルヤを愛する二児の母。モットーは禅の「柔軟心」強く・優しく・朗らかに暮らしたい。



ブログの更新通知を受け取る
ブログ更新通知を受け取る
InstagramTwitter