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コーヒーはお好き、ですよね?
調べてみると日本では1970年代に空前の「喫茶店ブーム」が起こって以来 断続的にカフェブームが続き、現在は世界のコーヒー豆消費量ランキングでも第4位と、日本はコーヒーの消費大国なんです!
東信にもそれぞれにこだわりのある素敵なカフェがたくさん。

もちろん雨の日以外にも♪ 東信のすてきなカフェ▼

コーヒーと言えば、おもに赤道を中心に南北25度の範囲に位置する「コーヒーベルト」と呼ばれる標高の高い熱帯気候のエリアが栽培に適していることは有名です。

日本では沖縄・奄美・小笠原など、温暖な気候の一部エリアで栽培されてきました。そんなコーヒーを冬場はしっかり冷え込む信州は上田市で栽培する取り組みが行われているんです!

今回は、農産物大好き!な東信偏愛女子のちーやんが、上田市でコーヒー栽培に取り組んでいる信州トモエファームのコーヒー収穫体験イベントに参加してきました!

信州産コーヒー収穫体験をレポ!

今回参加させていただいたのは、上田市芳田でプラスチック製品の成型・加工を手掛ける巴工業株式会社が運営する信州トモエファームの信州産コーヒー収穫体験。

なんでプラスチック製品を製造しているものづくり企業がコーヒー栽培を?…という疑問は後ほどじっくりご紹介。

まずは集合場所から車で5~6分のハウスへ。32℃を超える暑い日でしたが、ハウスの中はなんと45℃! 想像以上の暑さに、じっとしていても汗がにじんできます。

スタッフさんに簡単に説明を聞き、早速 収穫体験スタート!

400坪ほどあるというハウス内には、アラビカ種を中心に現在470本のコーヒーノキが栽培されています(2020年の栽培開始時444本だったものがじわりと増量中)。
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コーヒー豆は、コーヒーノキの果実(コーヒーチェリー)の中にある種子を焙煎したもの。1本の木にもたくさんのコーヒーチェリーがなっていました!
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こちらが収穫適期のコーヒーチェリー。つやのある深いあずき色。

つまんで軽くひねると簡単に摘み取ることができました!
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トモエファームでは完全無農薬で栽培しているので、収穫したコーヒーチェリーはそのまま食べることができます。

食べてみると…甘みのあるパプリカのような味わいで糖度は30度になるものも! コーヒーチェリーが甘いと、コーヒー豆にした時にも風味が良くなるんだとか。
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中にはかわいい種子(コーヒー豆)が。

この日は、開いている日数が1~2日ほどと短く「幻の花」とも呼ばれる、貴重な花にも出会えました!
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こちらがコーヒーノキの花。かわいいうえに、ジャスミンのような甘い香り♡

なかなか出会えないコーヒーノキ。ハウス内の高温にも負けずに収穫したり撮影したり、とっても楽しいひと時になりました。

上田市産のコーヒーをいただく!

トモエファームでは現在、収穫したコーヒーチェリーを自社で脱穀(種を取り出す工程)を行っているそう。また焙煎も自社の焙煎機を使用市内にあるTORTOISE COFFEEさんに監修してもらい焙煎しているという本格派!収穫体験とあわせて、そんなとっても貴重な上田市産コーヒーの試飲もさせていただきました。
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焙煎後のコーヒー豆。脱穀の方法によって、ナチュラル(果肉等を取り除いたら水洗はせずに乾燥する方法)とウォッシュド(果肉等を水で洗って取り除いてから乾燥する方法)の2種類を飲み比べ。
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ナチュラルは酸味があってフルーティーな感じ。ウォッシュドはナチュラルに比べて雑味がなくクリアな感じで、ビックリするくらいそれぞれ違った味わい。個人的にはナチュラルの方が好きでした。

種を除いたコーヒーチェリーにお湯を注いだコーヒーチェリーティー(カスカラティー)も。
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こちらはローズヒップティーや甜茶のような甘みのある味わい栄養価が高く、特に抗酸化作用はローズヒップの10倍、アサイーの15倍もあるんだとか! アンチエイジングにも良さそう♪

なぜものづくり企業がコーヒー栽培を始めたのか?

信州トモエファームがコーヒーノキの栽培を始めたのは2020年。ものづくり企業として常に新しいものを作っていこう、そんな話をしている中、農業系の展示会を訪れた社長さんがコーヒーノキに出会ったといいます。

気温10℃くらいの寒さまでならコーヒーノキの栽培が可能と知り、チャレンジすることに! 10名のスタッフさんで、まだ人のくるぶし程しかない小さなコーヒーノキを1本1本植えたそう。
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こちらは2020年、栽培当初のコーヒーノキ。
※収穫体験イベントの当時資料より転載させていただきました。©信州トモエファーム

現在メインで栽培を担当されているのはホボさん。もともとは巴工業でプラスチック製品の製造にかかわるお仕事をされていましたが、会社がコーヒー栽培を始めるにあたりほぼ独学でコーヒー栽培を習得、試行錯誤を繰り返しながらここまで育ててきました。

コーヒーノキはそれぞれに成長の速度や日々の状態が変わり、マニュアル化は難しいと感じているそう。日々それぞれの木の様子を見ながら水をやり、風を入れ、コーヒーノキの天敵「カイガラムシ」は農薬を使わずに水圧で取り除いています。ハウス内が10℃以下に冷え込むときにはハウス用の暖房機を使用して温度管理。きめ細やかさにプロフェッショナルな心意気と愛を感じます
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1本1本の木の状態やその対応を細かく管理。

…ですが、ホボさんはもともとプラスチック製品の製造に関わるお仕事をされていたのに、新たにコーヒー栽培をすることへの戸惑いはなかったのでしょうか?

「プラスチック製品でもコーヒーでも、試行錯誤しながらいいものを作っていく、ものづくりマインドは変わらないよ。」
かっこよすぎでしょ、しびれます。

2025年は栽培を始めてから初めて外部の人を呼んで収穫体験イベントを実施できるまでの収穫量になり、4月~6月に行った15回のイベントで、コーヒー関係の事業者や一般の方など107名もの参加があったそう。

ちーやんが参加した日にはInstagramを見て来たという他県からの参加者がいたり、SBCラジオの中継が入ったりしていました。注目度の高さがうかがえますね。

今後はさらに栽培本数を増やして、面白い!珍しい!だけでは終わらせず「地域の新しい産業」として認知を広げ盛り上げていくことが目標。SNSを中心にコーヒー生産者の声や信州産コーヒーの魅力も伝えていきたいそうですよ。
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今回お話をうかがったホボさん(左)と広報担当の掛川さん(右)。

上田市産のコーヒーに今後も期待!

いかがでしたか?
かつては無謀なようにも見えただろうチャレンジを、楽しみながら続けている信州トモエファームの皆さん。“チャレンジする”っていいですね! こちらまで元気になれたひと時でした♪

2025年7月現在 まだ購入はできませんが、今後の商品化に向けて準備を進めていらっしゃるとのこと。そう遠くないうちに、上田市産のコーヒーが手軽に楽しめるようになるかもしれません。 上田市でこんな取り組みがされているなんてワクワクしますよね♪

商品化情報や来年以降の収穫体験イベント情報など、くわしい情報は信州トモエファームの公式InstagramをCHECK!

投稿されている動画で見られる、ホボさんと掛川さんのナイスな掛け合いにも注目です(ほっこりしちゃう)。

信州トモエファームInstagram



信州トモエファームを運営する巴工業株式会社のInstagram



東信偏愛女子とは……


上田市を中心に活動する女性クリエイターチーム。それぞれの「好き!」をそれぞれの視点で掘り下げ、東信の暮らしを楽しんでいる。
全員一度県外に出たUターン&県外からの移住者だからこそ感じる東信の魅力を感性のおもむくままに取材し、お出かけ情報・暮らし情報を発信します!

メンバーと得意分野 紹介
アユミ(デザイナー)/登山・アート・音楽・美容
ちーやん(編集者・広報)/動物・自然・スーパー・移住暮らし
ひなぽん(イラストレーター・編集者)/ご当地のグルメ・喫茶店・文化・温泉・居酒屋
サポーターさちぽん/グルメ(特にワイン・蕎麦)・イベント


この記事を書いたライター



ちーやん

ちーやん
編集者・広報|埼玉県出身。大学在学中より書籍・雑誌編集に携わり、気づけば編集歴20年超。2019年上田市に移住し、企業での広報・デザイン会社勤務を経て、現在はフリーランスで活動中。猫をはじめとした生き物全般とツルヤを愛する二児の母。モットーは禅の「柔軟心」強く・優しく・朗らかに暮らしたい。




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